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LINEスタンプを今更描いてみた。

森 壯太 2017/07/07
LINEスタンプを今更描いてみた。

皆さんはそもそも「LINE」というアプリを利用されているだろうか。

されていない、もしくは「なにそれ」という方にとっては実に不毛な記事となりますこちら。

スタンプというものがある

そっから説明するんかい!というLINEユーザーの皆さんこんにちは。

LINEというのは電子メール機能であり、ソーシャルネットワーキングサービスであり、基本無料サービスである。

それ以上のことは僕には説明できない。

そしてスタンプ、というものはそのメール機能に於いて「顔文字」の代わりを担うものであると言える。

もう「顔文字ってなに?」と言われてしまえば僕にはお手上げである。

僕の小学生の頃の授業には、それに代わるものは無かったように思うから

現代特有の文化がさらなる発展を遂げたものをこの文章の中で例えるには手間がかかり過ぎるので、

僕もここら辺で諦めたいと思います。アデュー。

LINEスタンプを描いてみた

LINEスタンプをどこぞの誰でも開発し流通することが出来る、というのはご存知だろうか。

いわゆる「クリエイターズスタンプ」と呼ばれるサービスで、その流通に於いての売り上げは本人に何割かちゃんと戻るので、

場合によってはしっかり商売になるのだよ、と盛り上がっていたのも最早昔の話。

今はかつてよりもバックが少なかったり、何より市場が拡大し過ぎた為に買い手が散るようになってしまい商売という商売にはならないそうだ。

モチベーションを削ぐにはバッチリではあったが、僕は天邪鬼なので

すっかり乗り遅れたことをしっかり自覚しながら、むしろ安心して僕はLINEスタンプを描き終えました。

とやかく言うない

不毛、という言葉を使うのはこの記事で2度目ですが、

この労力が何にもならないような予感を感じながらも、結構な時間と疲労感を投げ打って描き終えた理由は2つ。

「リベンジ」と「好奇心」これに尽きる。

僕はそれこそ「LINEスタンプが儲かるぞ!」というような時期に、1度LINEスタンプを描き上げようと頑張ったことがあった。

それは規定数であった40に遠く及ぶことなく諦めてしまったのだが、その1つ1つのイラストへの情熱と拘りは異常なものであった。言ってしまえば、それが諦めた理由にも直結する。

つくづく思うのが「僕には商才がない」ということ。

あざとく、如何にも売り時である!というような時期だったあの頃。それを手に取る人がいると想像したところ、自分の描きたいものと需要がリンクしなくて、突然のように萎えた。

とはいえ使われてナンボのスタンプ機能。描きたいものを描いたところで何にもならないよなと気づいて、

自分がじゃあ何のために描くのかと考えたときに「金のためか」となって、とってもくだらなく感じてしまったんですよね。元々流行りに流されるのが癪に触るタチであるのも大きいとは思うんですが←(天邪鬼)

モチベーションがどうにも上がらない。その先端の衝動が金儲けとあってはイマジネーションが持ち上がらない。

こればっかりは性格なのでどうしようもないなと思っています。

今も昔も

今も昔も、僕はLINEスタンプを使わない。特に理由はないのだが、使う感覚が単純にハマらなくて使うに至らない。

そんな僕なので正直、前のときも今回もスタンプを使ってくる友人の真理を解読しようとしながら想像していきました。

理由はどうあれ、かつて描き終えることが出来なかったことは結構悔しかったんで、リベンジの意識は強くあった今回。

単純に40というパターンを「それなりのクオリティで」描き終えるというのは想像するよりも労力と集中力がいるので、それだけではちょっと足りなかったと思います。

スタンプ利用者の方には想像がつくと思うのですが、クリエイターズスタンプには一筆書きで描いたような、如何にもコスパの良いものが沢山あります。

なので「搔き上げるだけなら」幾らでもやり方はあります。

それでも「それなりのクオリティで」描き切れなければ僕のリベンジは成せませんし、もう1つの理由「好奇心」を果たす意味でも足りない。

この好奇心には「自分にやれんのか」というところも大いにあったんです。

宿題はしなかったタイプ

要は落第生なんですよ。僕の人生というものは通してそうでした。

なんでとっても大袈裟を被せた話に聴こえるとは思いますが、このLINEスタンプを描き上げるということは僕にとっては大分意味がありそうなことだったんですね。

なので湧き上がったタイミングと、とある眠れない事情が噛み合った夜があったので一気呵成、一晩で20ちょっとのアイデアを描き出してみました。

クオリティを求め過ぎず、自分の技量の範囲内で、且つ協調性、シリーズ感のある並びを意識しながら、何より「描き終えることの出来そうなもの」を遵守したところ

先ほどから添付している「ましゅ麻呂」というキャラクターを題材にしたスタンプで行くことにしました。

これはいつか4コマ漫画をやってみようと手を出したときに浮かんだもので、ツイッターの方で気に入ってくださった方が思いの外いてくれたことから

「これは需要があるのかも知れない」という、自分の狭いセンスでは察し切れないところの無限の可能性を信じられたのが大きかったですね。

つまりある程度の「見返り」を今回は素直に求められたってことですね。これはきっと大事なこと。

三十路のオッサンが描くものではない

ましゅ麻呂のターゲット完全に女性だ、とは思いながらもスタンプ使いの荒い男共もまた「女性受け」を狙ってか可愛いスタンプを使いがち。

つまりは大多数が可愛いスタンプを求めていると僕の経験則が云うので筆が進んだ(アイフォンで書いたので実際には指が進んだ)。

自分が三十路のオッサンである現実に打ちのめされながらも、それを使役する人の心に成り替わる精神操作を行った。

そんなこんなをして、丸1日かけて、最大数である40種類を描いてみた。

その実、時代は移り今では40種類を描き終える必要はなかった。8種、16種、24種、32種と選べるようになっていることには直ぐに気付いたのだが

自分のイマジネーションの底を知りたかったし、リベンジの意味合い、好奇心の意味合いからも40種類を描き上げる必要があった。

これは大袈裟な話なのだ。題材が「ましゅ麻呂」なのでなんとも間抜けな雰囲気が漂うが、

僕は急ぎ実力が欲しい。「作品」というものは自分の日々衰退していく、老いのような引力には屈しない絶対的存在がある。

それが自分の成し得たものだ、という事実が年月を超えてチカラを信じさせてくれるのはいつの日も有難い。

それが「過去の栄光」だとしても、紛れもなく自分の中から這い出たアイデアやイマジネーションである、ということには

背中を押されることがあるのだ。描き終える必要があった。

根性なしに今生なし

まぁ駄洒落ではあるのだけれど、言い得て妙。人生一回きりである。

僕は漫画好き、ゲーム好き、が人生の当初にはあった人間なのだけれど、

途中からふっと横入りしてきた音楽というカルチャーに軽い気持ちで寄り添ってみたらば、知らず知らずの内に一番どっぷりと浸かってしまった(当事者比)。

とはいえかつての好奇心や人間性が失われたわけでは決してなく、その人生がこの人生間で補われるのであれば、それは是非に欲張りたいと

今になって強く思うようになった。

歌のみならず絵も描きたい。物語も描きたい。それを全うするには得てして同じくたった一本の時間/命を費やす必要がある。

こればっかりは否めないから、あっちらこっちらと顔を出した分だけ、どっち付かずの中途半端にはなり得る。その怖さったら消えない。

それでも同じように、その好奇心も消えない。二律背反の関係性ならばそれはエゴで選ぶのがヘルシーってモンだろうってことで

よそから見れば実にくだらないものに落ち着いてしまったかも知れないが、

僕にとっては大きな一歩を踏めた気がした。

申請は、まだしていない

スタンプの申請はまだ。描き終えたものの、こういうのは1日寝かせて他者視点になった自分のダメ出しを待つ必要がある

そうして手直しを済ませた上で申請をしたいなと思っているが、申請した後に時間がまたかかるだとか聞くので、通るのはいつの頃だろうか。

もし楽しみにしてくれる方がいるのなら気長に待って頂ければと思う。

僕はいまこの「ブログ」というものにも手を出してしまっているがゆえに、その添削作業も後回しにしてしまったのだが

きっとこういう浮気性な時代が役に立つこともあるのだろうと闇雲に信じながら

一先ずはこの記事を終わりにしたい。

僕の人生に於いて先延ばしにしていた「LINEスタンプを作る」という小さな目標がここに(ほぼ)達成されたことを記念した記事でした。

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