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物事の考え方を真に伝える方法を考える。

森 壯太 2017/07/21
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子どもには道徳をなすりつける必要がある。

当たり前に宿るようなもんでは決してないな、と日々のニュースや出くわす人々、

何より自分自身により痛感します。

所詮は猿

人間なんて所詮は猿ですから、多くの先人たちが培ってきた合理性に富んだルール

いわゆる道徳観念・常識なくして人間たる人間には決してならないのだろうなと思います。

しかし経年劣化という側面もあるし、何より「なんでこういう結論になるんだ?」というようなモラル

「こういうものだから」としか説明のできない伝言ゲームの成れの果てのようなものが少なくありません。

だからこそ教育というのは難しい。満遍なく伝えきるのは不可能だとも思うけれども

悲しい出来事が起きる前に、伝えておきたいこともあります。

人に優しく

これも、何でなのかって伝えるには大人にだって難しい。

人に優しくすることが、何になるのか。自分を削ってまでする行動に意味を見出すことの価値は何か

それを肯定する教え方だって一辺倒ではありません。

例えば「人に好かれるため」ってのも一つの結論だと思います。一人では生きるのは寂しいですから

もしくは「攻撃されないため」好かれるまでは行かないまでも、周囲から目をつけられないことは安全に生きていく上で大事です。

ありがちなのが「可哀想でしょう?」だとか「普通はしない」だとか、性善説を信じ切った文言をそのまま伝えてしまうこと。

親自身、指導者自身が「自分が当り前に善意を持っている」と思いこんでいるからこそ起きるそれ

幼心に体感したもの、伝え聞いたものが作用しての今の自分の感性であることを前提としていないから

「わかるだろ」という態度で伝えてしまう。これは怠惰だと僕は思うんです。

だからこそ理屈っぽく

ボクもだいぶロマンチックな脳みそで生きてきましたし、

最終的にはロマンチックに死んでいきたいと思っていますが

そのロマンチックを届け、根付かせ、繁殖させるような活動(バンド)をやるにあたり

その仲介、「翻訳」をする必要がありました。

ロマンチック、いわば素敵な理念を、敢えて理屈っぽくくどくどと解説する必要があると思ったんです。

昔「空想科学読本」という図書室で本が流行りました。

「本当にかめはめ波を打つとどうなるか」「タケコプターを使うと首がもげる」など

夢も何もない幼心に刺激的な内容でした。

理屈”っぽく”、それ”らしく”伝え聞かせると「そういうもんなんだ」と素直に聞いてしまうのは大人も子どもも同じこと。

しかし、それが「真実かどうか」を確かめようとする人は少ないでしょう。ここがミソなんです。

筋道を立てる

人に考えを理解させるには、筋道を立てることが大事。道理って奴ですね。

勿論これは悪用も出来る。詐欺師もきっと同じようなことをするでしょう。気を付けて

物語で言うならストーリーです。一話見逃しただけで話が続かなくなることもありますよね?

裏を取れるような折り曲げようのない真実・理屈が柱になり、漠然としていた道徳観念・常識の在り方必要性がストンと落ちる

そんな話し方をするだけで、人ってのは理解を示すもんなんです。

なんで夜まで起きていちゃいけないの?「人間は食物と同じだから、太陽に浴びることで元気になるんだよ。」「世間は日中に生きている人々に合わせて動いているからだよ。お店が閉まっちゃうでしょ。」「朝に起きたら、眠くなるのが自然でしょ。また朝に起きるためには夜寝ないと疲れちゃう。」

なんで人を殴ったらいけないの?「殴ってみようか?痛いでしょ?これを人にしたらどうなるの?」「殴ったら痛いでしょ?殴られて怒ったり悲しくなったら、仕返しされちゃうよ。」「治らない傷もあるのよ。最悪、死んでしまうの。わかる?二度と笑わなくなるの。」

とまぁ、粗末な物言いばかりですが

言葉にせよアイテムにせよ、その伝えるべき相手が「既に認識できているもの」を使って伝える必要があると思います。

ロボットが好きならばそれに例えて、スポーツならスポーツ、友達なら友達。攻撃的、意地悪な言い方だけじゃなく、想像させることがまず第一。

そのアイテムが足りないならば、それは加えて伝えてしまうことも一つかと思います。「こんやものがあるんだけど」なんて

これは本当に大人に対しても同じこと。人はそれぞれマチマチなんです。それは色んな人に会えば会うだけ痛感しますね。

決して同じ知識常識では生きていない。

最後に

なんで人に優しくするのか

僕の中で辿り着いた結論は、イマイチ想像させづらい話かも知れないんですが

さっき話した一人では寂しいから、とか恨まれるからとかってのは大前提にして

そういう理想的な行いってのは自分に還ってくるっていう実感があるんです。

だから、優しくあろうとすることで、それに反応した方が「自分もそうあろう」と跳ね返ってくれたりする

いわゆるペイフォワードの考えなんですけど、

そうしてまた誰かが、誰かを労るようにしたことで世間が循環するなら

きっと意地悪してやる!ってな奴も減るだろうしってな話で。

それは実感なので、とっても理想的、理屈っぽいとは違うので

何かエピソードとして目の当たりにするのが一番だと思うのですが

まぁ映画「ペイフォワード」を観てもらうのが一番早い気がします。具体的に善行がめぐりめぐる様子が伺えます。

人間、「知らないことは知らない」ですから。兎に角多くを体験して、アイテムも持ち

多様に想像できることが相手と分かり合うためには必須なんだろうと思います。

相手に伝えたいときも同じこと。沢山会話しましょう。いつまでも足りない気もしますが

寝食を共にする家族にこそそれは、可能なんじゃないでしょうか。

飽くまでボクの考えです。

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