何年ぶりかも思い出せないくらい
かなしばりにあった。
エンジンをから回しにするイメージ
筋肉の硬直のようなものを感じながら
なんとも不自由な意識のパラレルが巻き起こる
行ったり来たりして、夢なのか現実なのか、という映像が見えるのだけれど
どうにも思い通りの展開にはならない。
カメラになったような気分で手を伸ばすような舌を伸ばすような歯がゆい気持ちで、映像に指示を飛ばす、願うが
毎度目だけは動いている気もするのだけれど、それがいわゆる夢の中と同じく仮想空間だとするなら
定かではない。
ほとぼりはさめるのだけれど
何度目かのかなしばり先生だから、それは信じて待てるけれど
実際焦る。初めてのときは、小学校のときにサッカーの練習から帰ってソファベッドに横になったとき
どれだけ指示を送っても体との更新がままならず、糸が切れた操り人形。もとい人形に成り果てた自分に気づく
このときも目はギョロギョロと動いていた
天井の辺りに蜘蛛男が見えた、等と友人にはやや大袈裟に話したような気もするが
「これが噂の!!!」という感動が先に来たのを覚えている。
多分、疲れていたからなんだろうな、と小学生ながらに冷静に分析していた。可愛くない
仕事から帰った母親が玄関を開けた音と同時に体が自由になった。このことからも夢だったのかもなぁという可能性はままあるのだけれど、
かなしばり先生が来た、ということにしたい欲が勝るのでかなしばり先生が来た、ということにしたい。
最後に
例えばこれ、終電車に乗ってるときとかになったら相当焦るんだろうなぁと思うし
魂みたいな存在になることがあるなら、こんな感じなのかなとかも思う。
かなしばり先生はちょっとファンタジックな気持ちになるので、不自由だけど僕は好き。
そういう話でした。
お疲れ様です。