いつぶりか。前回はそれこそハルと哲里の部屋のハロウィンだろうか
弾き語りでのライブをさせて頂いてきました。
不慣れなこと
音楽というものを意識し始めたその日から、運良くバンド仲間は常にいた、贅沢な人生にかまけて
1人で何かをする、ということをことごとく避けて避けてきた僕にとっては弾き語りというのはまだまだ冒険であって
そう簡単には誘いを受けても乗っからないようにしていたりします。
しかしこのイベントは別。何というか、ちょっと異質な、特別なイベントなんですよね。
この起こりはいつかのクリスマスイブ
哲里くんに誘われて元祖「哲里の部屋」に参加しました。
と言ってもそのときは演者としてでなく客として。
寂しい寂しいクリスマスイブになる、と凍えるよりも太陽のような男「兵藤哲里(from Dr.UNDY)のパーリーに参加しよう、参加すべきだ
そんな気が起こって遊びに行かせてもらいました。
その時期、ちょうど僕も自分主催のイベントを初めて企画しているときで
どうにも神経質になってた記憶があるんですが
哲里の部屋で見受けられた、哲里とお客さんとの信頼関係のなせる空間
一連托生とも言える環境作りの仕方に酷く感銘を受けたんですよね。
勿論一朝一夕で成り立つものではないと感じながらも、それ以来も僕の中にはイベントを打つ際にはテーマとして哲里の部屋が浮かびます。
ハルと哲里の部屋
いつからかそこにスーパーなボーカルharu(from universe)が加わりまして
ハルと哲里の部屋、というのがお決まりになりましたが
ハルもまた、ど天然の太陽みたいな奴で。その2人が織りなすスーパーマイペースなイベントはこれまた異彩を放っていました笑。
クレーム
タイムテーブルも催促しないと出てこないし、いざ出てきたものは作り間違えていたらしいし笑
入り時間は前日にせっついてようやくわかったし
運営レベルで言えば下の下(´Д` )←
それでもみんな笑ってしまうのは、彼、彼らの人徳の賜物だろうなと思うし
僕はもう承知の上で参加している。(ネタとしてディスりはするけども)
普段行われているようなイベントでは演者先導、主導が得てして普通。そうでこそだというようなものであるけれど
哲里の部屋ではクソ真面目にやるのはちょっと勿体無い。そんな風に思うから
僕は写真のようにクソ真面目な歌こそ隣に彼にいてもらった。クソ真面目な話を「大丈夫だよ」って挟みながらするような感覚で。
日頃から、音楽でぶん殴るだけじゃねぇよなって思ってる僕には、この感じが適切にすら思える。有難い。
挑戦の場であり新鮮な場であり
僕は、クリスマスイブも合わせたら哲里の部屋は3回目の参加。
こんな、当日を迎えるより前から雰囲気が予測できて、安心できて、ワクワクできるイベントも少なくて
まだまだ新鮮な場所でありながら、だからこそ日々のモヤモヤを果たすような挑戦をさせてもらえる場所だと思っているから
不慣れな弾き語りも含み、実に僕には価値のある場所。
ライブ中はどうにもいじり倒してしまったけど、感謝しています。
この日は彼の誕生日でもあったし、ああも笑顔に溢れた場所になるってのは願ったりだったね。おめでとう。
共演者たちもまた大事
ハルと哲里の2人は勿論のこと、vol.4の参加メンバーであるレンレンやkayto、哲里サポートの武ちゃんは
気づけば随分と長い関係なような気もするし「気兼ねなく」といった言葉がぴったりのメンツ。
バンドメンバーではないけれど、バンドメンバーのような安心感。(まぁつまり1人で挑戦している、という感覚は薄いわけだけどもね)
そんな彼らに会いに来てくれる人々だから、初めましてだらけというわけでもないのがお客さんたちで
それがとってもいい空気を共有できる具体的な理由かも知れない。
刺激に飢えてなのか、殺伐とした、殺し合いのようなライブが頻りに行われるのに慣れてしまいがちではあるが
どうにも僕個人としてはこういう雰囲気が最終的なところに落ち着く気もしているし築いていきたいなぁとも思う。
部屋、というよりは家、家というよりは町、町というよりは国。そんな風に
境界線が薄まって広く広く繋がっていけばいいなぁと思う。
演者と客の壁。演者と演者の壁。客と客の壁。もっと言えばハコやスタッフさんも巻き込めたらいいけど、
それを音楽だけに頼らず、果たせていけたらいいなぁと強く思う。