作詞曲 ホイミズ
疲れた足どり
帰る路で
いつもなら素通り
していた花屋
ふと視線を感じて
向こうに目を遣ると
初めましてのきみに
惹かれて、出会った
日向にそっと
動かしてやれば
きみの気は惹けるだろうか
こんな見え透いた
媚びへつらった奴が
宿主だなんて嫌かな
どうかな。
物言わぬ表情(かお)に
心を視て
良かれと思うなり
水を注ぐ
見返りなんてないだろう
還るものは、ないだろう
それでも尽くしていたいと
思うよ ただ、思うよ
冷やかしだって
できたはずだった
きみに目を奪われたまま
困惑にも似た、
気持ちがあった
大袈裟なのは許せよ
宜しくな。
これから
生きてゆくことが少し
楽しみに思えて来たのは
紛れもなくきみの
お陰なんだけれど
流石に重たいよな、
自重しておくよ
宜しくな。